道路の無電柱化のメリットについて

都市計画や再開発による区画整理されていない市街地では、歩行者と車両とのいわゆる「棲み分け」が困難で、しばしば歩行者と車両の接触事故などが起きがちです。これは住宅や敷地などによって道路を拡幅できないことと、もう一つ大きな要因が電柱の存在と言えます。電柱の多い道幅の狭い道を実際に走行すると分かりますが、自動車の離合でも、電柱を避けようと大きく中央に相互が寄ってしまい、速やかに離合ができなかったり、歩行者などは電柱を避けるためにどうしても路肩より車の往来がある道路の中央側に寄らざるをえないからと言えます。例えば5m幅の道路も実際は電柱があることでそれよりも狭くなってしまうのですから、危険度が増すのも当然でありましょう。道路の無電柱化は、拡幅できない道路でも、実質拡幅したことと変わらない程の効果が望めます。勿論、コストなど諸問題はありますが、一家に二台、三台が当たり前の車社会において、交通弱者である歩行者、しかも障がいを持った方が安全に歩行できることを第一に考えるならば、喫緊に対策を講じる必要があるでしょう。そのようにして交通事故被害を減らしていくことが、すなわち真の意味でのバリアフリー社会の充実と言えるのではないでしょうか。

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