音響信号機の整備とは

街中で信号待ちをしていると、信号機から通りゃんせのメロディーやカッコウの鳴き声が聞こえてくることがあります。この様に、音声によって信号の状態を伝える信号機を、「音響信号機」と呼びます。視覚障がい者が安全に横断歩道を渡れるように設置されているものです。信号機から流れてくる音声は「誘導音」と言われます。

視覚障がいを持つ方々が、危険を感じる場所の1つが交差点です。車の音、人の足音だけでは判断が難しいことから、視覚障がいを持つ方々にとって頼りになる装置となっています。近年は、こうした障がい者が安全に交通を利用できる信号機の改良や、その設置を行うバリアフリー化が推進されているのです。

現在、誘導音の内容は「とおりゃんせ」「故郷の空」のメロディー型と、「カッコウ」「ピヨピヨ」の擬音型があります。擬音型の方が設置コストが安いこと、また、警察庁が「聴覚障害者用付加装置に関する設置・運用指針の制定について」を発表した事から、今後は擬音式で「異種鳴き交わし方式」の信号機設置・更新が行われていくことになります。

異種鳴き交わし方式は、横断歩道の両端からそれぞれ異なる擬音を発する信号機です。例えば、自分の正面でカッコウ、背面でカカッコーと鳴ります。こうする事で、視覚障がい者の方々が自分の位置や方向を把握しやすくする目的があります。

この信号機は便利なものですが、夜間は騒音となる事から使用できない事が課題です。聴覚障がいを持つ方の為の信号機研究・開発は今も続いていて、各メーカーで改善に向けた取り組みが行われています。

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